みなさんこんにちは。ほどがや少年少女合唱団卒団生の狼Aです。現在は、ほどがや少年少女合唱団の卒団生を中心として結成したBlue Leafに所属しています。
わたくし、ほどがやのミュージカル「どこかの森の物語」の狼A役をやっておりました。つい最近、昔の台本を引っ張り出してきて読んでみましたが、今では考えられないほどのセリフの多さ!とてもじゃなけど覚えられない…。衰えを感じる今日この頃ですが、2023年9月2日、ほどがや合唱団とBlue Leafの合同演奏会が行われました。合同でのミュージカルにもチャレンジしましたので、その舞台裏を覚えてる限りお届けしたいと思います!
まずはじめに、私たちは、2年に1度定期演奏会を実施していますが、思いもよらないコロナ禍での3年間は、演奏会どころか練習も休まざる得ず、先の見えない不安な思いでいっぱいでした。そんな中でも、受験を終えた団員の復帰や、新しいメンバーの加入、出産した元団員の子どもが入団するなど、うれしい出来事もありました。
コロナ禍は、ほどがやの時間からBlue Leafも練習に参加するようになり、今では大家族のような雰囲気になりました。
今回は、そんな普段の練習の雰囲気そのままに、25人の姉妹が広げるオリジナルな物語を上演させていただきました。歌えることに感謝し、お越しくださった皆様に感謝申し上げます。
9月2日 当日午前リハーサル
アンアンの車と狼Aの車で朝から荷物搬入! 車から、大量のチラシやパンフレット、うさぎ・犬・アルパカのぬいぐるみやら、植木とか! 今回のミュージカルは家の中と外の設定があるので、アンアン(企画から演出からなんでもできちゃうスーパーピアニスト)が実家からわざわざ大きな植木を持ってきてくださいました。
準備をしている間にも団員がぞろぞろと集合してくる。
よかった…!全員揃った…!(泣) コンサート直前まで喉風邪やらコロナがじわじわ流行りだしてて、他の合唱団でもコロナが蔓延するという恐ろしい話も耳にし…当日全員集まらないんじゃないかとヒヤヒヤ。ミュージカルのセリフも誰かが代理で読むしかないとか…主役級がこれなかったらどうするんだ…!? とか直前まで悩む日々。蓋を開けたら、さすが!みんな勢ぞろい!!!もうそれだけで100点だよ!素晴らしい!!!
さぁさぁ楽屋で支度して~。え?制服がない!?取りに帰る!?ひぇ~
度々起こる衣装忘れ…でも毎回発生する、ほどがやあるあるの一つ。笑 いやーでも本番までまだ間に合う。いってらっしゃいませ~!
はい、リハーサル始めますよー!今回は音響で雨の音も入ります。まずは音チェック。いいですね~。雨の音も鳥のさえずりもいい感じ。ぐっと本格的な舞台になりますね。
そして、アンアンからの一言。「みんな最初の出だしの演技、だいぶ変えちゃったけど、読んできたー?」はい、そうなんです。まさかの最後の練習の後に、アンアンからの修正連絡!!ストイックさが炸裂します。(狼Aはびっくりよ)でもえらい中学生。ちゃーーんと読み込んできて、リハでやり遂げちゃう!
実は、本番当日に初めて参加者全員が揃ったリハーサルができました。みんな塾や部活、テスト、仕事、体調不良等々あり、本当に忙しい中、それでも限られた時間でここまで準備してきました。練習動画で自主練習したり、セリフを覚えてきたり、本当にみんな頑張ったね~!リハから成功する予感。どきどき。
さぁ、リハが終わったらまもなく会場時間だ。みなさんお昼ですよー!さて、大人たちは、「おいしいシュウマイ~〇陽軒~♪」
シュウマイをほおばりながら、モニターチェック。会場とともにお客様が入ってくるのがわかります。ふむ。今回は45分前から会場入りにしたのでまばら入場ですね。でも思ったりも少ない…?どきどき。そろそろ着替えてみんな準備しないと!
今回は楽屋に団員のベビーもいます。最近はベビーラッシュで、みんなご家族に協力いただきながら舞台に立っております。出産して3か月程度で戻ってきてる団員もいるので、本当
に嬉しい限り…!今回は初!?親子の共演もありますし、家族で合唱ができるのって本当素敵~♪
おっと、そろそろ本番行きましょう。
ベルが鳴って開幕です。
はじめは、オープニング曲。みんなで歌います。入場!
「(わっほぼ満席状態だ!)」
そうなんです。蓋をあけたら満員御礼!どうやら想定以上に当日券もはけたようで…、会場係も事前に確認しているチケット枚数からもここまでご来場があるとは想定以上でした。お席さがしにお時間を頂戴してしまい申し訳ございませんでした。こちらとして嬉しい悲鳴です。おそらく舞台にのっている私たちも、人の多さにみんなびっくりしていたと思います。
進行は、ほどがやの子どもたちだけのステージ。かわいい振り付けにお客様も沸いてくださいます。自分たちで考えた振り付けでしっかり歌って踊ってくれました♪ そして、Blue Leafも大人ですよアピールをしたいのでラターの曲でしっとりかっこよく! 合同では、『空の名前』の組曲を歌いました。これは過去にも演奏したことがある曲で、卒団生も客席で口づさんでくれたようです♪ そして、前半ステージを締めくくる曲として、卒団生による「プレゼント」。この曲は、Nコンの中学の部の課題曲。ぐっとくる歌詞に中高生たちの歌声が心に響きます。今回のコンサートで卒団するSちゃんの最後の挨拶に会場もうるうる。後からいただいたお客さまの声でも、卒団の歌がとてもよかった。感動的だったとお声をいただきました。ありがとうございます。
卒団生を残して裏に引っ込んだ他の団員たちはモニターを見ながら応援!
ちなみに、裏に引っ込んでる最中は、みんなそれぞれのダンスやらを真似っこしながら騒いでます。笑
さぁ休憩もいただきまして、後半ステージはミュージカル『降り続く雨の夜には』を上演です。今回は、コロナ禍でさまざまな制限がかかってしまい、やるせない気持ち、だけど、そこからどう私たちは進んでいくのか。そんな葛藤の思いからこのミュージカルの台本が完成しました。みなとみらいのホールを予約するのは1年前。その時にはまだホールでの歌唱の仕方もルールがある中で、ミュージカルをやると決めました。(コンサートスタッフの方には驚かれました。笑)本番の日には自由に歌えることを願って、それを信じて練習してきました。そして、規制のない中でミュージカルができる~!嬉しかったです♪
ミュージカルは、さすが、本番に強い我ら。リハとは違うアドリブな言い回しや演技。声の大きさも表現も本番がいっっっちばん良かった!!!たくさんの曲と振り付けと、立ち位置と、セリフと…。小さい子もよく頑張ってたねとお褒めの言葉もいただきました。
はい、そうなんです。とてもたくさん家でも練習しています。たくさん褒めてあげてください!
そして今回、実は指揮者のミンミンにもミュージカル史上初セリフが…!赤い水玉のエプロンを着て、私たちのお母さんを演じていただきましたよ♪
演奏会が終わった後の充実感はそれはとてもとても大きくて、みんな本番が楽しかったと話しております。「もう一回やりたーーーーい!」はい、このセリフは今回一番客席のハートをキャッチしていた最年少のMちゃん。とても楽しかったようです。また2年後やろうね♪
最後になりますが、おかげさまで皆さまの温かい拍手に支えられながら盛会のうちに終了することができました。コロナ禍を超えて久々の演奏会を開催できたこと、団員一同、大変うれしく思っております。心より感謝申し上げます。今後も明るく元気にみんなで歌っていきたいと思いますので、今後ともご支援のほどよろしくお願い申し上げます。
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