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執筆者の写真hodogayachorus1990

ロンロンのほどがや日記 ~2002年 演奏会編~

ロンロンのほどがや日記   1/5(土)


ほどがや少年少女合唱団、演奏会 の日がやってきた。


*午前9:00  スタッフ会場入り


 一番のりは、みんみんとみんみんパパかな? 楽屋には、本日楽屋のお世話をしてくださる、みんみんのお友達のおたかさんもスタンバイ。団員の集合は9:30なのに、もうちらほら姿が見えるよ。


 さて、舞台にはすでに平台が並び、音響と照明の仕込みが始まっている。


 音響はルーパさん。ほどがやの第1回の演奏会からずっと、音響を担当してくださっています。マイクを使っていても、それがお客様にわからないという音響をしてくれる人。


照明は、MM小ホールのスタッフさんがやってくださいます。明かりは3種類。100%と30%残しの暗転と舞台前方のみの明かり。きっかけを書き入れた台本をお渡しして、読んでいただきます。


 ミュージカル用に舞台をセッティング。えーーと、ゴーシュの椅子に譜面台、アコーディオンの椅子と譜面台。テーブルは4つ。小道具置き場にする上手のテーブルに、ボール紙で目隠し用のついたてを、みんみんパパとおたかさんに、つけてもらいました。


 アンアンご到着で、ピアノの指ならし。ピアノに合わせて、作業しながらみどりのそよ風をみんみんたちと二重唱していたら、客席から拍手をもらっちゃいました。


あらまあ、いつのまにやら、客席にビデオがいっぱい。本番はビデオ・写真とも禁止なので、リハを撮ろうとパパたちが待ち構えています。ビデオ、何台あるのやら。


 ところでこの舞台は、声がよく響きますねえ。自分の美声にうっとり~うっとり~。


*9:30   団員集合  楽屋でミュージカルの衣装に着替えます。


Blue Leafが来たので、ビニールテープの場見りのライン引きを手伝ってもらいます。6メートルの線をまっすぐに引くのは、これがなかなかむずかしい。


団員に小道具を持って舞台に上がってきてもらうよう、BLに伝令を頼みます。


今回、楽屋が遠い。舞台があるのは6階、楽屋は5階。装置がつみこめるように、4畳半くらいの、大型エレベーターがあります。ほどがやの団員なら、みんないっぺんにのれてしまうかなというくらいの大きさ。だけどこれ、1階や地階に行ってしまっていると、なかなか来ない。階段で行くと、普通のビルの1.5階分の距離がある。


楽屋の状態がどうなっているのか、なかなか把握できないので心配だ。父母会にお任せするよりしょうがない。


小道具の配置を、まるみさんとイモムシ先生と打ち合わせ。着替えがやりやすいように、いろいろ工夫してくれています。おっと、タヌキのバチはどこだ? トマトも出てないぞ。


*10:10  リハーサル開始


 まず、マイクテスト。前半は団員のMCで進行してゆきます。今回のMCは5人。チャチャチャ・大きいりーちゃん・足長娘・楽長にドードー鳥。順番に、上手マイクで練習。マイクの高さを変えるのは、自分でやってください。よろしくね。


 では、舞台袖で順番に並んでから、舞台へ登場。Ⅰステの曲から、歌ってみよう。昨日に引き続き、声が良く出ていますね。みんなの顔が、きりっとひきしまっている。本番の日の緊張というより、集中力が高まっている感じ。すばらしい。


音響さんが、真剣に音の調整中。ロンロンとみんみんも客席のあちこちに立って、聞こえ方の確認。ルーパさんの耳は信頼できるので、ほとんどお任せ。


 公認ビデオ係りのSさん、到着。今日はビデオ2台です。いつもありがとうございます。


写真屋さん到着。カメラマンのワンツーさんは、元ほどがや団員・ネムリネズミちゃんのパパ。パラリンピックの写真で有名な方です。ずっとほどがやの演奏会の写真をお願いしています。 プログラムを見ながら、絶対に撮って欲しいシーンの打ち合わせ。写真は照明室から、撮るのだそうです。


 舞台で歌声が続く間、ホールのスタッフとゴーシュの台本見ながら、照明のきっかけの打ち合わせ。のちほど行うリハーサルで、実際に照明をつけてみましょう。


 前半のステージ、団員は上手(舞台右側)の扉で出入りします。ここにロンロンとホールのスタッフさんがいて、照明の操作盤があります。アコーディオンのみんみんパパも、前半は、ここでスタッフです。


みんみんとアンアンの出入りは、下手奥の扉。どこでひっこむか、そのまま舞台に残るかを打ち合わせ。ところでだれに扉を開けてもらいましょう。BLも前半最後の舞台に出るから、頼めない。


ここで助っ人登場。この日記初登場、アンアンだんなさんです。下手扉係をお願いしました。扉奥のTVモニターを見ながら、ドアの開閉をやってもらいます。アンアンだんなさんは、普通のサラリーマンだけど、アンアンの関係するステージで、時々裏方をやってくれます。頼もしい助っ人です。


おお、花束も到着したぞ。卒団生への花束です。


と、つらつら書いてきたけれど、正確でないところもあるかも。実は、このあたりの1時間の記憶が途切れ途切れなんです。失神していたわけじゃないよ。


前半のステージを出入りからMCから、全部やったんだと思うのだけれど、いろんなこといっぺんにやってたので、本番の記憶と混ざってしまったみたい。擬似記憶喪失体験。


ま、とにかく、バタバタしてたんです。


*11:20  ちょっと休憩


楽屋に帰って休憩にするか、それともこのまま舞台袖で休むだけにするか…。ええい、行き帰りの時間がもったいない。12:30にはリハを終わらせなければならない。


 楽屋に帰っても、どうせ静かに休憩するはずがない。鬼ごっこが始まるだけだ。


よし、スタンバイ用の椅子も並べてあることだし、ここで休憩。トイレに行かせて、お母さんたちに飲み物を飲ませてもらいます。


 幼稚園生のあーやが、小さいおむすびをママにもらっている。朝が早かったからね。ママの気遣いはさすがです。


 このころ、団員の昼食が届いたはず。受け付け関係のスタッフさんも、きっと仕事を始めてくれていることでしょう。(もっと早かったのかな? なにしろ受付は5階で、遠くて見にゆけませんでした。)


 ゴーシュと楽長に、ピンマイクをつける。これは、ほどがや初の試み。発信機をズボンのベルトあたりにつけて、胸もとに小さなマイク。


 写真家のワンツーさんが、「お、ピンマイクか! スターみたいだなあ」とふたりを冷やかす。


 *11:40  ミュージカルのリハーサル開始


 楽長のせりふでゴーシュが始まった。照明さんにキユーを出して明かり100%にしてから、客席へ走る。


 ピンマイク、問題なし。ひとりひとりのせりふも、ちゃんと聞こえる。昨日、ダメだししたところも直っている。


 いいねえ、みんな、のってる感じ。歌もいい、せりふもしっかりしてる。動きもシャンシャン、顔もほがらか。いいよ、いいよ…。と、喜んではみたものの…、ちょっと待てよ。


ちょっと、やばい、かも…。


 舞台上で指揮しているみんみんに近寄って、ひそひそと密談。その間もミュージカルは順調に進む。


「ねえ、ちょっと、やばくない?」「そうね、集中しすぎてるね」「みんな、本番のつもりでやってんじゃない?」「疲れちゃうかなあ?」「午前中のリハの出来が、一番良かったなんてことに、なりかねないよ」「止めよう、止めよう」


 というわけで、だれも間違ってないし、変なところはないけれど、強引に流れを止める。


「まだ、本番じゃないからねえ!」「リハーサルだからねえ、リラックス、リラックス、楽にやろう」「みんな、緊張してるのぉ?」


 たぬきのせりふじゃないけれど、みなさん、「べつにぃー」というお顔をなさっている。


確かに、緊張しているわけじゃあない。楽しんでやってると思う。でも、いつもと何かが違う。舞台上に、本番と同じ集中力がみなぎっている。


 変だよなあ、「今日は本番なんだよ、わかってんの、少し、きりっとしなさい!!」と、活を入れるのが普通なのに。初舞台生が多いから、張り切ってるってこと??


 首をかしげつつも、ソロや場面転換部分を中心に、リハーサルを進める。お願いだから、この調子を本番まで保ってよ…。祈ります。


*12:30  リハーサル終了


 舞台で集合写真を撮りました。BLや先生も入りました。BL、はしゃいでますねえ。


 さあ、お昼ご飯を食べに楽屋へもどろう。疲れたという声は出ていないけれど、さすがにみんな、やれやれという表情です。これからが本番ですよーん。


開場は1:00です。お客様がいらっしゃいます。その前に、舞台上をⅠステージの状態にしなくてはなりません。テーブルや椅子を裏にひっこめ、上手にスタンドマイクを置く。アンアンだんなさんとBLが、しゃきしゃきと動いてくれる。


おっと、しまったあ。チャチャチャの背の高さに、マイクをあわせなくちゃあ~~。最後に使ったドードー鳥の高さのまんまだあ~~。


 階段をかけおりる。楽屋をのぞいて、チャチャチャを探す。いない。お昼ご飯は、別の部屋だ。くねくね廊下を走る。見つけた。手をひっぱって舞台に戻り、マイクの高さを調整。ああ、よかった。


 そういえば受付を通ったとき、ふじさんと元団員のスペードの女王さまをみかけました。女王さま、今回は受け付けやってくださるんですね。


 これで、スタンバイOKだね。客席も整っている。よし、開場、7分前。


 ロンロンも楽屋へ行き、お弁当をいただく。おたかさんがいれてくださった、お茶がおいしい。豪華横浜中華弁当だ。しかし、シュウマイがのどを通らない。


みんみんとアンアン、黙々と食べている。タフだねえ、このふたり。2時間のリハをやり終えて、これからが2時間の本番だよ。なのに涼しい顔して、お弁当をパクついている。


ロンロンの仕事はもうほぼ終わりで、本番が始まっちゃえば、寝てたっていいくらいなのに、お弁当を食べられない。ま、これはいつものことだ。


楽屋のテレビモニターに、受付の様子がうつっている。MM小ホールにいらっしゃったお客様は、まず1階のエレベーター前で待っていただきます。だから、開場前にどのくらい並んでいらっしゃるのか、今ここではわからない。でもたぶん、並んでいるはず。


あ、5階のエレベーターが開いた。お客様がチケットを出して受付をとおり、プログラムを受け取って、エスカレーターで6階へ上がってゆく。


*午後1:00   開場


 いよいよ、開場しました。出足はまずまずですね。エレベーターがつくたびに、次々にお客様の到着です。


さあここで、今まですっかり忘れていた大きな心配事を思い出しました。実は、チケットの売れ行きが、充分すぎるほど好調なのです。充分すぎる、というこの点が大問題。


客席数は440。つまり、440人しか入れない。当たり前の話なんですが…。みんみんなんかこの問題で、お正月は眠れなかったという話。


ひと仕事、残っていました。お弁当をあきらめて、黒子衣装に着替えます。みんみんとアンアンも、これからドレスに着替えてお化粧します。


団員たちも食べ終わって、そろそろ制服に着替えるころかな? 遊んでないで、静かにしててよ、本番前なんだから。


ロビーと客席をのぞく。知り合いを見つけて、ちょっとご挨拶。ホール付きの客席係さんが、お客様のご案内をしてくれています。父母会の係の人もいます。


開演15分前。場内アナウンスを入れる。ひとりでも多くのお客様に座っていただくために、座席をつめていただくようお願いする。荷物で座席をふさがないでね、切符をもっていない小さなお子さんはおひざの上ね、となりの人との間に空席を作らないでね。


あとで友達に、しつこくアナウンスしていたねえと笑われたけれど、この会場は立ち見が許されていないので、必死だったんです。すみません。


おやおやマルチッ子がもう着替えて、舞台袖に上がってきたよ。「まだ?」「まだだよ。だめだよ、呼びに行くまで、みんなといっしょにいてよ」と追い返したけれど、あれあれ、次々とみんなも来てしまったぞ。小さな子達には、お母さんもついている。


しょうがない、座って静かにしていてね、と言い聞かす。本番前の心の準備しててね。静かに心を落ち着かせ、歌詞の確認をして……、本番でベストをつくすよう……。


こら、静かにしろーい、この場におよんで何をベチャクチャしゃべることがあるんだ。


なんで走るの、こんなとこで。


そこ、お姉さんのおひざに座るな、制服のスカートがしわになる。おんぶ禁止! ブラウスの衿、直せ、リボン曲がっとる。BL、世話をやかんか!


そういえば朝一番の注意が、ゴーシュのおひざに座っていた子をおろしたことだった。「今日ゴーシュは、大変なんだから、遊んでもらっちゃだめ。みんなで気を使ってあげなきゃだめでしょ」 ふーんといって素直におりたけれど、どうしてほどがやの子達は、お姉さんにべたべたくっつくのが好きなんだろう???


あーあ、とても本番前の舞台裏とは思えない。ここは舞台裏が広いし、扉で舞台と区切られているから、そんなにしーんとしている必要はないけれど、それにしても楽しそうだなあ。ひとりぐらい、緊張してひきつった顔をしててもよさそうなもんだが。そんな子、だれかいたんかいな。


*1:25    1ベル


5分前です、1ベル、いきますか?」と、背広に着替えたホールのスタッフさん。(すみません、最後まで名前、聞き忘れました。)「お願いします」


ここの1ベルはブザーでなく、ゴーンゴーンというドラの音。港ならでは、ですなあ。


場内アナウンスをいれる。客席内での飲食禁止とか、写真撮影禁止など定番のアナウンスに、しつこいようだけれど、座席つめて座ってねを繰り返す。


「アナウンスしてるんだから、黙りなさい!」と、みんみんが向こうのほうで怒っている。一瞬だけ、静かになる。


さあ、整列だ。「‘みどりのそよ風’並び」バタバタと25人が並ぶ。全員、いるね。


「BL、リボン、ちゃんと見てやってよ」「さっき直しましたよ」 いくら直したって、10秒で曲がるのさ、じっとしてないからね。


「ああ、緊張してきた」「チョーキンチョウだね」 本番1分前で、やっと緊張か。まったく大物ぞろいさ、君たちは。


モニターで受付の様子を見る。どうやら、お客様の到着が落ち着いたようだ。定刻開演と行きますか。


*1:30   開演


 さあ、いよいよ始まります。客席の明かりを暗くします。舞台暗転のまま、楽長とカオピョンを先頭に2列で舞台に登場です。「行ってらっしゃーい、がんばってー」と、BLといっしょに手を振って送り出す。アンアンは下手から出たはず。


 きれいに並んだようですな。舞台の明かり100%にして、指揮者みんみん登場です。拍手いっぱいです。


1曲目が始まりました。『みどりのそ、よ、かーぜ、いーいひ、だ、ねー』きれいな声が聞こえてきます。舞台に上がると、みんな別人だね。よそ行きの声をだしている。さっきまでのワイワイガヤガヤがうそみたい。


モニター前にBLが陣取り、食い入るように画面をみつめる。ロンロン、しょうがないんで、照明盤の上のちっこいモニターを見る。


『汽車ポッポ』『さくらさくら』『お江戸日本橋』『鞠と殿さま』と続く。ア、ソーレのかけ声もうまくいったみたいだ。アルトは5人しかいないのに、よく聞こえている。


「ラスト曲でーす。帰ってきたら、きっとギャアギャアわめくから、シニアを奥まで連れて行ってね。ジュニア、すぐ次に並ぶから」と待ちかまえていると、Ⅰステ、終わって拍手がおこる。


扉を開けると、戻ってきたぞ、ちょっと興奮した顔たちが。舞台袖に入るなり、みんな口々に何かをわめく。緊張しただの、まちがえたの、足が痛いだの、いろいろだ。


「はい、ジュニア、すぐに空並び」次は、幼稚園から4年生までの15人だ。


遅れてきたお客様が席を探していると思われるので、ゆっくりと間をとる。


さあ、そろそろいいかな。今度はシニアといっしょに、「行ってらっしゃーい、がんばってー」で、送り出す。


チャチャチャの挨拶、落ち着いている。たいしたもんだ。


1曲目、『空にらくがきかきたいな』元気な大声だ。


次の『あの青い空のように』は、2人または3人のソリの部分がある。2人で歌うといっても、離れて立っているからソロとほとんど変わらない。「しっかり歌うねえ」とBLが感心する。そうさ、ベルちゃんなんて小1にして、3人ソリだぜ。すごいもんだ。おまけに二重唱のとこの、アルト歌ってるんだよ。しかし、あんなに練習した横ステップ、本番は少し乱れましたね。残念でした。


『青空へ上ろう』はダンス付き。モニター前で、シニアとBLが踊っている。「先生、この踊りむずかしいよ」と大学生。あら、そうですかあ、幼稚園生が踊っているんだよ。


ジュニアのラスト曲は『空がこんなに青いとは』 しっとりと歌えたかな。


シニアが並んで、ジュニアの帰りを待つ。「お帰りー」と扉を開けると、さっきよりもっとはしゃいで帰ってきた。おちびたちを奥の椅子に誘導し、ミドルの3人をシニアの列に加える。


ジュニアとシニアのステージに分けているのだが、ミドルの3人、マルチッ子とチャチャチャと夕焼けちゃんは、両方に出る。特に夕焼けちゃんは、初定演なのにだ。


「大丈夫? 次もいける? なまずだよ」「ひざガクガク」「踊り、まちがえたー」「もう~、あのさー、もう~」 ??? 意味不明。


3人が落ち着いたので、はい、シニア登場です。「ジュニアに負けるな!」と送り出す。


りーちゃんの挨拶もO.K.


『なまずのふろや』いいですねえ、ジュニアとは違うちょっと大人の声で、きれいに歌っているようです。あー、客席で聞きたいよう。


『十四歳』『二十歳』『卒業』と歌声は続く。ジュニアの子の何人かが、いっしょに口ずさんでいます。2000年の秋、鎌倉での演奏会で、ジュニアもいっしょに歌った歌もあるので、歌える子がいるのです。


よし、4曲終わった。卒団生紹介のため、ジュニアを舞台に出す。帽子屋さんもいっしょに、ここで登場。帽子屋さんは高校3年なので、ここ1年は休団でしたが、ラストステージだけ出演することができました。


足長娘さんのMCで、高2と高3の5人の卒団生がひとりずつ紹介され、お客様に拍手をいただく。ほどがやの定演は2年に1度なので、5人にとっては最後の定演です。


楽長、帽子屋さん、妹丸さん、ゴーシュ、Lilyさん。楽長は中学生から、その他の人は小学校低学年からのお付き合い。さびしいよう。


では、5人だけで卒団記念の曲。5人が選んだのは、『すべての山にのぼれ』 歌詞がこれからの5人の人生を歌っているみたいで、よけいに泣けてくる。


おっと、泣いている場合じゃない。花束贈呈だ。渡すのは小さいほうから5人。幼稚園生と小1で、ちょうど5人。きれいな花束を持たせてスタンバイ。なんだかうれしそう。


「この前は、私が渡したんだよね」と双子ちゃん。そう、2年前の定演で卒団したBLにも、花束を渡しましたね。


さあ、舞台へ出るよ。BL、お待ちどうさま、いよいよ出番だよ。あれ、BL、どこだ? BLがいない! 歌がおわっちゃうよう! やっと、階段室で練習しているBLを発見。やだもう、あせったぜ。


もう一度、全員で登場して、花束贈呈。楽長が5人を代表して挨拶する。立派、立派。


次はBL、新しい合唱団Blue Leafの演奏だ。今日卒団した高校生と、前回卒団の大学生のうちの、9人。卒団しても歌い続けたいと作りました。結成2年目、こちらはうれしいデビューのステージ。代表挨拶はドードー鳥。みなさん、BLもごひいきに願います。


リズミカルなアフリカの歌と、ヘイル・ホーリー・クィーン。出番を終えたジュニアもシニアも、ほっとして姉貴達の歌に聞き入っている。さすがだね、姉貴達、貫禄のある歌いっぷりだね。


*2:18  ここで15分間の休憩をいただきます。


 あーあ、無事に前半が終わりました。楽屋に帰ってミュージカルの衣装に着替えましょう。ジュニアのお母さん方も、着替え手伝いのため、楽屋に急ぎます。


 舞台もミュージカル用に転換。椅子、テーブル、早変わりの衣装と小道具はそろっているか? 


 ゴーシュと楽長にピンマイクをつける。疲れていないかな? シニア・卒団・BLと歌いっぱなしだったからね。


特にゴーシュは、これから大仕事が待っている。顔色を見る。落ち着いているように見えるけれど、内心はどうなのだろうか。ロンロンのほうが、どきどきしてる。


*2:33  ミュージカルのはじまり、はじまり。


 進行予定時間、ピッタリですよ。計画どおり。


 楽器をもった団員がまず、登場。お客様たち、本物の楽器に見えたかしら? 最後に楽長が、堂々と登場。『セロひきのゴーシュ』がいよいよ始まった。


 ロンロンは上手扉の小窓からみんなの様子をのぞいて、照明さんにキューを出していたんだけど、場面転換のところ、本番でのテンポが一番良くてご機嫌だったよ。やればできるじゃん。


 BLは何回か見た練習で、ところどころのせりふを覚えていて、「○○ちゃんのせりふの言い方が、カァワイーイ!」とかいいながら、モニターを見て楽しんでいたよ。


「ミュージカル、出たかったなあ。ここで、合唱だけでもいいからあ」と、平台を指差してLアリス。


出ればよかったじゃーん。だれもBLは出ちゃだめなんて、いってないよう。だけど、大学だ、サークルだ、バイトだ、なんだかんだと目いっぱい青春してて、BLの練習だけでも大変だったじゃん。でもその気があるのなら、次回、なにかの形でミュージカルにも参加してよお、待ってるよーん。


約1時間で、『セロひきのゴーシュ』は、無事、終了いたしました。せりふをぬかされちゃった人、いなかったみたい。早変わりも黒子さんのおかげで、パッパとできましたね。


みんみんパパのアコーディオンでのカーテンコール、感動的でしたね。ラストには、帽子屋もBLもロンロンも、みんな舞台に出ました。


おーお、客席いっぱいです。あとで聞いたら、残っていた席はほんの5~6席だったんだそうです。満員のお客様、本当にありがとうございました。


*3:33    終演


舞台から帰ってきて、小道具の楽器を持ったまま、すぐにロビーに出ました。ロビーはもう、いっぱいのお客様。あっちこっちで、キャーキャーワーワー、「良かったよ」「がんばったね」「とっても上手だったよ」いろんな声が聞こえます。出演者とお客様、どの顔も、笑顔、笑顔。本当に、がんばったかいが、あったというものです。


 さあ、お客様を送り出して、舞台の片付けだ。といっても、ホールのスタッフさんが、あらかた片付けてくれちゃいました。どうもすみません。持ち込んだ道具を引き取ります。 


*4:00    おつかれさま会


5階のロビーで、おつかれさま会です。といっても、あと30分で会場を出なくてはいけないので、荷物を全部持って、立ったままのセレモニー。団員だけでなく、ご家族もいっしょです。


卒団生にあらためて、花束贈呈。編曲のテルテル先生にも、ゴーシュから花束をお渡ししました。


みんみん・ロンロン・アンアン・父母会会長さん・副会長さんが、ひとことずつ感想を言ってから、まわれ右して、恒例のご挨拶。“お父さん・お母さん、ありがとうございました”と、お礼をいいました。今日の演奏会が無事楽しく出来たのは、ご家族の協力があったからですからねえ。本当にありがとうございました。


最後に父母会が用意してくださった、プレゼントをもらって解散。みんなでぞろぞろと大型エレベーターに乗って、楽屋口から帰りました。


*4:30    退出


 最後に残ったのは、先生たちの楽屋。山のようにある荷物をみんみんパパの車へ。ホールのスタッフさんに最後のご挨拶。みんみんは事務室へ、終わりの手続きに行きました。


 やれやれ、9:00からの長かったけれどもあっという間に過ぎた7時間半が終わりました。


 このあと、スタッフとBLを交えての打ち上げを、会場のすぐ近くで行いました。団員との打ち上げは、来週、新年会をかねて行います。


ほんとうに本当に、みなさんおつかれさま。そして演奏会の成功、おめでとう。

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