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  • 執筆者の写真hodogayachorus1990

ロンロンのほどがや日記 ~2007年 演奏会編~

楽しかった本番から、もう一ケ月になろうとしています。お正月を越してしまってから書いた演奏会日記。記憶の泉からこぼれ落ちた事がたくさんあると思うけれど、思い出のために書いておきます。ロンロンの知らないところで、もっともっといっぱいのことが起こっていたでしょう。あれこれ、教えてくれるとうれしいです。


2007・12・25(火)


午前中に、みんみんからお電話。昨日の練習を病欠したミーナ、夕べも高熱が出たんだって。リハはパスして本番だけはきっと出ますからとの、お母さんからの伝言を聞きました。


ううう、大丈夫なのかぁ~~~。合唱の方はひとり抜けても全体が止まってしまうことはないけれど、ミュージカルのせりふがぁぁ~~。体調管理はお母さんに任せて、リハでせりふの代理をやってもらう人のためのカンペを作る。連絡がないから大丈夫だと思うけれど、昨日のもう一人の欠席のこはるちゃん用のカンペも、念のために作る。


11:50音楽堂に到着。12:00から借りてあるのでまだ館内には入れないけれど、すでに照明さん音響さんは到着していて、持込の機材を入口に積み上げてある。よろしくお願いしまぁぁーす。


まず、みんみんとふたりで音楽堂の事務方さんとの本日の打ち合わせ。タイムスケジュールや借りる機材のことや、ごみの処理方法、当日券の売り方、万が一、緊急地震速報が出た場合などなどの打ち合わせ。


終わって舞台へ行くと、すでに雛壇の設置は終わり、照明・音響の仕込みが始まってました。本日、照明さん4人、音響さん3人。ほどがやの定演にいつも来てくださる方々。その他、音楽堂のスタッフさんが4人。舞台奥の倉庫の中では、調律さんがピアノの調律中。


そうそう、音響のルーパさんはほどがやの第一回の定演からずっとやってくださっているんだけれど、アリスの定演のころ小学生で、お父さんにくっついて来ていた娘さんが高校を卒業してお父さんと同じ道に入ったのよ。で、今日はお父さんの助手としてお仕事しに来てるのよ。すんごいねえ、ほどがやの歴史を感じるワイ。


みんみんは楽屋や受付の用意。ロンロンは舞台にビニールテープで立ち位置の目安となる基本の場みり貼り。すぐ出来ちゃって、手持ち無沙汰で落ち着かず、あちこちブラブラ。


団員もそろそろ到着し始めて、(一番乗りは集合一時間前に来た、てっくんでした。早すぎるよぉ)ロビーで昼食をとってる人もいる。アンアンも到着。ロンロンもお昼にしよ。楽屋でちゃんと座って食べればいいのに、なんとなく落ち着かずロビーでおにぎりを立ち食い。スタッフのお弁当の用意で頭がいっぱいで、自分の昼食を忘れたみんみんに、アンアンとロンロンが差し入れ。でもみんみん、おにぎり1ケしか食べず。アンアンがくれたお赤飯のおにぎり、なんとなく縁起が良いのでロンロンが食べる。あとの休憩で、なぜか本番恒例のあんぱんも、いつもどおりまた食べる。


舞台袖のスタッフをしてくださる、初代父母会会長andHP管理人のふじさんと、2代目会長のまるさん、ミュージカルのたすき衣装の考案者Lilyママさんが揃い踏み。お子たちはみんな、ほどがやを卒団してしまっているのに、ほどがやのためならとお手伝いくださるのです。ありがたや。ビデオ撮影さんと写真屋さんも到着。こちらも長年やってくださっている、いつもの方。


さて1:30。出席をとって、楽屋に移動。たすきだけつけてくださいね。全員いるのかいないのか、だれかが遅刻しているらしいけどわあわあ言っててわからない。リハが始まればわかるじゃろ。楽屋割りなどなどは父母会のお母さんたちにすべてお任せ。用意ができたら、2階のリハーサル室でちょっとだけ声だし(したらしい)。


ピアノの調律が終わって、舞台でリハーサル開始。どうやらミーナ以外は集合したらしい。体調不良のこはるちゃん、ちょっと顔がこわばっているけれど、ママがついてるから大丈夫でしょう。ミーナの代理はマロンさんとリホリホにカンペを渡して頼む。本番は来るって言っているけど、万が一のためにお願いね、と。堂々とカンペ見ちゃっていいからね、と。ふたりとも、即座に引き受けてくれる。


まず、ミュージカルの細かい立ち位置確認から始めましょう。1曲目の『バナナ』からラストの『WA』まで、歌う位置が変わるたんびに、確認と必要な場みり貼り。12/12にここでゲネプロをやっているからスムーズに終了。って、これが簡単にできるって実は大変なことなんだよ。練習を積み重ねて、全員が舞台を理解してるからできるんだよ。幼稚園生もウロウロしないもんね。大人の合唱団でやると、すんごく苦労する時もあるんだよ。


では次に、最初からミュージカルを通してみましょう。問題がなければなるべく止めないね。照明も準備ができているところは色や背景がつくからね。白い衣装にしたので、照明の色が洋服に反射してきれいな場面もあるぞ。「もっと大きく歌って」と注意すれば大きくなるのはご愛敬。どのくらいの音量で歌っていいかわかんない時には、とりあえず最大音量でお願いしますよ。代役さんふたりも、上手にせりふをいってくれました。


ちょっと休憩してから、舞台上で記念の集合写真撮影。残念ながらミーナ抜きで。


『トトロ』ミーナの木が一列目なので、ふたりほどずらして万が一のために代理の練習。普段の練習でもお休みがいると、かわりにやってもらったりしていたので、どういう状況になってもなんとかなるっしょ。でも、ずれてくれた人、ありがとね。


ジュニアのステージ。ジュニアはいつでもおんなじペースで元気。幼稚園生や初舞台が多いのに、なんでこんなにしっかりしてるんだべ。ジュニアはここで休憩。無理だと思うけど、なるべく静かに休憩して、夜の本番までその元気を保っておいてくださいよぉ、と祈る。


 シニアのリハの時、写真のワンツーさんが「どしたのよ、すごくうまいじゃないのよ!」


とびっくり顔でほめてくれる。ワンツーさんちの三人のお子達も、かつてほどがやにいたのよ。(もうみんな20代のはず)だからほどがやの歴史を、良くご存知なの。「えへん、そうなのよ。人数もいるし、中高生が多いからね」と胸を張る。今日の47人出演は、ほどがやの定演で過去、最高の人数なのですよ。


 シニアのリハも無事終了、じゃなかったの。日の出ちゃんとあーちゃんが、具合が悪くなって、リハ途中棄権。日の出ちゃんは舞台上が暑かったのでくらっときちゃっただけで、すぐ復活したんだけど、あーちゃんはなんかぐったり、頭痛がするんだって。今日の午前中にひと仕事すませてきたみたいだし、昨日も忙しそうにしてたもんねえ。ママがいるのでお任せできたけど、心配。本番まで、あと1時間半。復活なるか、せりふの代理を用意すべきか。ミーナもまだ来ないし、こんなにわやわやと不安な本番前は初めてだなあ。


 あーちゃんもミーナもきっと大丈夫!と、根拠のない楽観的見通しのもと、お客様をむかえる準備をする。照明・音響・舞台を最終確認。受付では、みんみんが指揮するリリカandミントの合唱団のみなさんがお手伝いしてくださる。それと男性陣として、みんみんパパと演奏会受付のプロともいえるMさんもスタンバイ完了。プログラムも切符もぎりも花束受け取りも、準備OK。いつものベテランメンバーの方々なので、何もかもお任せ。ほどがやはほんと、応援してくださるまわりの方々にめぐまれてるのよ。ありがたやありがたや。外ではちらほらとお客様が並び始めています。6:00の定刻で開場をお願いする。


 みんなはどうしてるのかな、父母会が準備してくれた夕飯を食べているはずのリハ室をのぞく。わいわいがやがやすんごい騒ぎ。付き添いのお母さんたちもいっぱいいるので、これまたお任せ。なんか、なんでもかんでも人にお任せみたいだなあ。ロンロン、今日、なーぁんにもしてないみたいだなぁぁぁ。


 楽屋に戻って、みんみんアンアンと「おいしいシュウマイ、ラーラララーラーラー!」のお弁当をいただく。それから、本番の洋服のご相談。今日は真っ黒でいくべえと決めてありましたが、こっちとそっち、どっちがいい?と、本番40分前にやってるんだべさ。ほどがやは団員が主役なので、指揮者もピアニストもたいてい地味なお洋服。だからどっちでもいいんだけどさ、まあ一応、相談ぽくやってみる。たまには真っ赤とかピンクのドレスなんか着てもいいと思っているんだけど、みんみんもアンアンも派手な衣装を全然持っていないのよね。みなさんからのリクエストがあれば、派手なのも着ると思うので、ぜひご要望をお寄せくださいな。


 みんなも制服に着替える時間が迫っているね。制服がくしゃくしゃで、アイロンをかけてもらった人もいるんじゃないのかな? 某高校生はみんみんにアイロン借りて、自分でアイロンかけしたね。荷物が多くてたいへんでしょうけど、前の日にちゃんとして、しわにならないように工夫して持ってきてね。


ところで、アンアンは初舞台出演者ふたりのママで、保護者とピアニストの兼任なんだけど、息子くんふたりは非常にしっかりしてて、ジュニアクラスのほかのママたちのお世話のもと、着々と出演準備をしているご様子。アンアンは安心して、ピアニストのお仕事をまっとうできるご様子。もっとバタバタするかと想像していたので、ちょっと驚き。お世話してくださった皆々様、本当に本当に本当にありがとうございました。


ミーナ到着の知らせ。かけつけると、楽屋の隅のソファーにマスクしてちょこんと座ってる。本番中にせきが出ちゃうかもしれないけれど、出られますとのミーナママの言葉に一応、ほっとする。でもそのとなりではあーちゃんが、ソファーに横になって寝ている。「大丈夫!」のあーちゃんママの言葉をたよりに、腹をくくる。なにしろあーちゃんのミュージカルでのせりふは、しーちゃんあーちゃん対決のキャラに合わせて書いてるから、代理はきかないぞ。でも、予備の台本をちぎって、今からカンペを作っておこうか。だれにやってもらおう? あーちゃんの場面に出てなくて、ぶっつけ本番でやってくれそな人、ゆうみんがいいか? あっ、一場面、いっしょに出てる。またまたリホリホか、マロンか? ミーナが来て、ほっとしたところなのに悪いなあ。話の筋が変になるけど、やっぱあのせりふ言えるのはゆうみんか? もう頭ぐしゃぐしゃ。ええい、きっと本番は出られる! 神頼みの演出家なり。


ええ、結論として47人全員、無事に舞台に乗れました。体調が悪くても頑張ったみなさん、えらかったです。多少の体調の悪さは、練習の積み重ねである程度乗り越えられると実感したわけでありました。今までの定演で直前降板は一回もなかったので、代役などの対策をたててこなかった事を反省。次回の課題です。


すでに開場の時間は過ぎているので、客席の様子を見に行くべ。がぁぁ~~~ん! 少ない~。まだあと15分あるとはいえ、出足が悪いんじゃないかなぁ。やっぱり平日の夜だし、年末だし、寒いし。みんなみんな、くじ運の悪いロンロンがいけないのだあ、とちょっと落ち込む。いやいやたとえ100人しかお客様がいらっしゃらなくったって、がんばるのだ。こちらも結論として最終的には、700人弱、まあまあのお客様の入りとなりました。でもさ、あれだけがんばったんだから、やっぱり1000人満席でやりたかったね。これも、次回への課題です。


さあて、開演時間が迫る。リハ室で最終声出ししたらしい。本番だ、頑張ろう!と、気合を入れたかな。ロンロンはこの時、お客が少ないお客が少ないと、舞台袖でわめいていて、ふじさんやまるさんたちに「大丈夫よ、みんなまだロビーにいるのよ」となぐさめられていたのだ。


開演5分前の1ベルを鳴らす。みんなは緞帳の裏側で『トトロ』のスタンバイ。8月入団のてっくんとサファイアさん姉弟は、このステージは踊りを教える時間がなかったので、パスしてもらったので下手袖でそのまま待機。でも勘の良いふたりだったから、やれたかもしれなかったね。


まるさんにお客様への諸注意のアナウンスを入れてもらう。このアナウンス原稿、ロンロンが書いたんだけど、注意がしつこくたくさんあって、失礼いたしました。携帯のカメラなんかで絶対に写真を撮ってほしくなかったのね。このごろ、多いでしょ。真剣に歌っている時にパシャッてやられると、びっくりして声が止まってしまうものね。他のお客様にも迷惑だし。ですので、写真撮るなよー、携帯の電源切ってくれよぉと、しつこくアナウンスしちゃいました。そのおかげか、はたまた今回マナーの良いお客様ばかりだったのか、パシャッはなかったように思うのですが、いかがでしたでしょうか?


さて開演時間6:30になりました。客電を暗くしてもらって、緞帳を開けます。緞帳開きの介助をふじさんとまるさんにお願いしました。開いた幕を、舞台はじっこのわくの中に押し込んでもらわなくちゃならないので、大変なのよ。


『トトロ』が始まった! おお、好意的な(に思える)暖かい拍手。声も出ているみたい。と、うっとりしていたら~~、「あっ、録音!!!!!!」と袖担当の音楽堂のsandさんの声。やっちまったぁぁぁ!!!!! あわててMDのスイッチを入れてくれる音響スタッフ。


あーあ、やーちゃった、やっちゃった。MDのスイッチ、わあすれた! ロンロンが入れる係だったのでーーす。すーーっかり忘れていた。いつから忘れたのか記憶にないくらい前から、MDのこと頭の中から消えていたぁ。だからやだって言っておいたのにぃ。自慢じゃないが、録音の失敗というかあたふたとあぶなかったことが、過去に何度もあるのだ、えへん。幕を無事に開けるために使う神経と、そこで起きていることを客観的に記録する作業に使う神経は別物なのだ、無理なのだ! ロンロンにやらせるな。もう絶対に録音のスイッチと会場取りの抽選はやらないぞ。でもさ、録音のための大きな機械のまわりには、ロンロン以外にもたくさんのスタッフがいたんだぞ。だれか気付けよな、みんな忘れてたんだぞと責任回避するロンロンでありんす。言い訳はいけませぬ。申し訳ございません。平に平に平にお詫びいたしまする。


とりあえずこの一件は、今は忘れることにする。ロンロンの演奏会のジンクス(?)として、<何か必ず一個は失敗をする>というのがあるので、これでもう一個失敗したので、もう終わったぞい、あとは万事順調に進むのだいと、気を楽にすることにする。


あーあ、バタバタしているうちに『トトロ』が終わっちまったい。きれいに歌えたらしいのにぃ、しょうがないあとで録音を聞こう、ってその録音が半分無いのだぁぁぁ~~~。ま、いいや、ビデオがあるさ。


ドアを開けてシニアが帰ってくる。舞台裏の楽屋で小休止。次はジュニアのステージ。ちゃんと並べましたね。モニターでみる限り、『大冒険』の踊りも元気いっぱいなり。『タコ』のぐにゃぐにゃも、謎のポーズも決まった。『☆』の位置移動もOK。おぉぉー、きれいな頭声に混じって、元気いっぱい子供力全開の声が客席を渡っていくぞ。いいぞいいぞ、今しか出せない声なんだ。お姉さん組と妹弟組とわかれた『クリスマス』もちゃぁんと出来ました。そのころ、シニアが袖に戻ってきて、『クリスマス』一緒に踊ってました。そんな中、手すりにぶらさがっておさるさんのように遊んでいるのはだれだ!? いっせいに「社長!」とのみなさんのお返事。社長とはだれか、ほどがやの練習に出ている人だけにわかります。(あれ? この出来事、本番だっけ、リハだっけ??)


たくさんの拍手をもらって、ジュニアが退場。わぁーっと入ってきた勢いのまま、楽屋へ。ふじさんとまるさんにお世話をお願いする。


シニアがステージへ登場。ジュニアのかわいらしさに比べて、ぐうーんと大人に見えるでしょ。今回のシニアステージは三善先生の難曲ばかり。昔々に、練習はしたけれどうまく歌えなくて挫折した曲もあるのよ。まず『小鳥』軽快に鳥が飛び立ったのを見届け、壁の小窓から体調不良者の顔色を確認し、大丈夫そうなのでジュニアの様子をちょっと見てこよう、と楽屋へ行ったら~~。


いない、ジュニアが三人しかいない。なんとほぼ全員、舞台を降りるなりトイレに走ったとのこと。お世話係お二人が、1階と2階に分かれてトイレに連れて行ってくれていました。だって緊張するもんね。直前に行ったはずだし、まだはじまって30分もたっていないけれど、ねえ。全身全霊を傾けて歌って踊ってきたんだもんねえ。


舞台袖が空になるといけないので、ロンロンはシニアを見に戻りました。トイレから帰ったジュニアたちは、楽屋のモニターの音量最大にして、シニアの歌を大声で一緒に歌っていたんだとさ。たぶん『あきかん』でしょう。『メンドリ』も、もしかしたら歌えるのかなあ。ふじさんとまるさんをびっくりさせたことでしょう。


むずかしい『夕焼け』の出だしもクリアし、シニアのラスト曲『雪』が始まった。2番のふたりの卒団生のソリ、うまくゆくかなぁ。この時にジュニアが袖に戻ってきました。次の卒団セレモニーに出ます。出る順番に並んでもらって、ふたりの卒団生に花束を渡す係の、年長さんのピーチちゃんとレッドちゃんにかわいい花束を持たせます。ここでまたまた、しまったぁが発覚。卒団セレモニーのリハーサルの時、ジュニアはもう休憩にしちゃっていたんだっけ。12/12のゲネプロで一応やったけれど、どこを通ってどこまで行ってどう並ぶのか、ちゃんと決めてないじゃぁん。あわててシニアのステージシートの図面を、ジュニアの先頭のドレミちゃんに見せ、ここをこう通ってアルトのいとちゃんの前で止まってくれるよう、お願いいたしましたでござる。ドレミちゃん冷静に、ここを通るのねと復唱。念のため、途中までロンロンが一緒に舞台にでることにしました。


というバタバタをしてたんで、卒団のソリ、聞きそこなったぁ~~~。でも大丈夫。ここは録音してあります。


無事にジュニアが入場して、卒団セレモニー。TOMOさんが、高3のマロンさんと高2のファイブさんを紹介します。そして花束贈呈。幼稚園の年長さんと高校生。この身長差が楽しいね。今回卒団のふたりは中学からの入団だったので、幼稚園や小学生の時にも会いたかったなあと思うのであります。ふたりの挨拶も無難に終わり、これで前半が終了。全員でお辞儀をしている間に幕を閉めました。ここで15分間の休憩です。


みんなは2階の楽屋へ行って、ミュージカルの衣装へのお着替え。お母さんたちが着替えのお手伝いにきているはず。舞台はピアノや譜面台の移動をして準備完了。今回は超簡単です。(前回はドラムのお兄さんをお願いしたので、大移動があって大仕事でした)小道具も今回はなし。


さて、5分前の1ベルを入れようかなと思っていたら、みんみんが「丸ちゃんが、ボタンがどうとかこうとか、ロンロン先生に白いのをもらうのどうのこうの~~~」とあわてて言ってきた。はぁぁ??? もしや衣装の黒いボタンの件か?! 今日のリハは衣装を着なかったから、白くしたかどうか確認しなかったわい。だけど、家でやっておけと言ったはずだわい、と今さら言ってもしょうがない。あわてて荷物をひっくり返し、白いビニールテープとはさみを出して渡す。やれやれ、と思っていたらファイブさんが階段上から、「ロンローン、靴のピンクのライン消すから、白いビニテちょうだい」と、おっしゃられる。「丸ちゃんに白いビニテとはさみ、渡してある!!」とどなり返す。もう、なんでふたりとも本番の5分前にそんなこといいだすんじゃぁぁぁ。今回のミュージカルの衣装はそれぞれの自前で、全身真っ白になるのがミソ。西公会堂とゲネプロの時に、他の色が混じって目立つ人には、白い布や白いビニテなどで隠してくるように指示してあったのだ。1ベルをならしてもらい、まるさんに休憩後の陰アナウンスをお願いし、2階の楽屋に駆け上がる。ふたりの準備はできたらしい。着替えた人は舞台に行ってね、お手伝いのお母さん方、1ベル鳴らしちゃいましたよ、急いで客席に戻ってくださいな。ひょぇー、バタバタしちゃったぁ、休憩20分にすべきだったかしら。


さて、5年と6年は幕裏に板ついて、下手袖にジュニアと4年、中学生以上は上手袖にスタンバイ。ジュニアは1人2人と人数を数え、シニアはお互いにとなりの人がいるか確認させる。下手と板つきは、OK。上手の確認にゆく。「全員、いまぁーす」の返事をもらってふと振り返ると、舞台を横切ってこちらへ走ってくるのがいるじゃないか。無責任な返事をしたのは誰だ!? まったくぅ、大きい方が信用できないぜ。


では、幕を開けます。今度は録音のスイッチ入れました。ロンロンじゃなくて、別のスタッフさんがね、ヘヘヘ。


一曲目、5年と6年だけの『WA~』からミュージカルが始まった。さあ間奏でジュニアの出番だ。ここで、「ロンロン先生、ドア、ちゃんと開けてね」と、ドレミちゃんとSHINEちゃんに注意されるロンロン。へーい、ごめんよぉ。さっきのリハで緞帳の片付け方をまるさんと打ち合わせしていて、ドアを開けるタイミングが8秒ほど遅れたのだ。ごめんよぉ、やっぱ気がついてたのね。怒られちゃったよ。また怒られると困るので、3秒ほど早めにドアを開けたロンロンでした。元気に舞台に飛び出し、そのまま舞台を横切り上手に退場するジュニア。少し遅れて、それを追いかけてゆく4年。ドアを閉めたロンロン、舞台裏の廊下を上手側に走り、上手からの入場を見届ける。こちらのドアはちゃんとふじさんが開けてくださる。これで全員舞台に登場しました。今回は、途中での退場入場はもうありません。ロンロンの仕事は最後の幕の開け閉めのみ。あとは舞台上のみんなの力を信じて、運を天にまかせるのみ。


せりふの一言一言に、お客さんがわいてくれる。まだそれほど笑うところじゃないのに、ノリの良いお客さんでうれしいな。幼稚園カルテットのせりふもちゃんと言えた。「バナナ、だいだいだぁーいすき!!」 大声でミュージカルタイトルを叫んでくれる、とよくん、ご立派です。


『バナナ』の歌も無事通過。次は魔法のじゅうたん。おお、照明さんが赤いじゅうたんを作ってくれたぞ。リハの時には、まだ間に合わなかったから、モニターで初めて見た。きれいだぞ、客席で見たいよぉ。


シニアだけで歌う『カレー』の時、ジュニアは雛壇の端に座ってちょこっと休憩できる。


小窓からのぞくと、おお、大あくびしてる子が見えたぞ。眠くなってきたのか、疲れてきたのか、はたまた舞台上であくびできるほどリラックスしているのか、不明なり。


ぶっつけ本番のミーナのせりふ、無事通過。体調不良のあーちゃんとしーちゃんのデュエット、いつも通りに息ぴったり。次の『フランス』、ファイブさんのソロしっとりと。だがしかし、風邪声が治らなかったゆうみんのソロ、ううーん残念。もっともっとゆうみんは良い声なんですよぉ。次回にリベンジしようね。


『イギリス』対決。ここはやっぱ、乱闘場面を入れて、暴力はいけないから歌で勝負だと、もっと盛り上げればよかったかなあ。あれれ、たすきの色が出てない人がいるみたいだぞ。となりに注意されてあわてて出してるぞ。『トレロカモミロ』真っ赤がきれいに出たね。


なんかこのあたりから、お客がしーんとしてきた。最初あんなに盛り上がっていたのに、話が単純でつまんないのかなぁと心配になる。あとでみんみんに聞いたら、お客さんが舞台に集中してそれで、しーんとしたのをちゃんと背中で感じていたって。あーあ、良かった。舞台横のドアの小窓からロンロンにも客席は見えるけれど、客席の空気まではわからないのでね。大丈夫だね、大事なせりふも客席に伝わったね。


『アメリカ』『ブラジル』と楽しくにぎやかに歌い踊り、最後のねこみいとこはるちゃんのせりふも決まった! おお、『お好み焼き』、いつもより倍増の感じで踊りのノリも良いぞ!


最後の幕閉めのタイミングを間違えないように、SANDさんと緊張する。よし、ここだ! 閉め切ったとこですぐさまカーテンコール『WA』に突入。お客様のいっぱいの拍手の中、にこにことお辞儀をする皆々様。良かったね、全員で出られて。目立つ大きな失敗もなくて。(ロンロンを除く)


曲終わりでもう一度全員で礼をして、みんなは上手に退場。みんみんアンアンロンロンの三人で、もう一度お客様に最敬礼。本当にありがとうございました。


ロビーでお客様をお見送り。あちこちで笑顔の輪ができる。ご家族やお友達、元団員たち。みなさんが「良かったよぉ」とか「楽しかった」「すばらしかった」とお声をかけてくださいます。やーれやれお疲れさまでした。


ひと波去ったところで、着替えて荷物を持ってロビーに集合。ご家族もご一緒に簡単なお疲れさま会をやりました。今日の舞台に立てたのは、ご家族の協力のおかげ、お礼をいいましょう。先生たちの感想や父母会会長さんの感想を簡単に。また来年の新年会でゆっくり話そうね。見に来てくれて残っていた元団員にもご感想を。ホノチャン、ZINくん、なんと東京からメイプルちゃんも来てくれました。あみんも後ろに隠れてたのね。もう帰っちゃったけど、おおはるにも、みんな会えたよね。


父母会から演奏会の記念品をもらいました。ロンロンも、もらいました。四角くて大きいもの。家に帰ってから開けたら、楽譜をいれるファイル。ただのファイルじゃないぜ。プロのイラストレーターのこはるママが作ってくれたシール付き。その絵がかわいいの。アフリカのゾウさんと南極のペンギンと日本の子供が星を見上げているの。今回の演奏会の中で、ロンロンも一番大好きな『☆』の詩のイラスト。あっ、夜空にバナナも浮かんでいる。いい記念になりました。ありがとう、こはるママ、父母会さん。


ちょっとさびしいお知らせもあります。北極星くんが受験準備のため、TAMAちゃんが水泳へ行くため、今日で休団です。なんとなく知ってる人もいたよね。さびしいよぉぉぉ。でも仕方ないね。しばらくお別れです。


では気をつけてお帰りくださいね。疲れたでしょうから、ゆっくり休んでくださいね。


舞台の片付けに行こう。あわわ、ゆっくりみんなと話し過ぎて、もうすっかり終わっていた。ロンロン、なんにもしなかった。場みりのテープ、どなたが剥がしてくださったのでしょう、申し訳ございませんでした。


本番のあとは楽しい打ち上げだぁい、と行きたいけれど、もう9時。年末だしどこかに移動しようにも混んでるし、だいいちスタッフみんな車だからちょいと一杯というわけにもいかず。明日の朝早くから仕事が入っている人もいるとか。そのまま10時まで楽屋の特別室で、残ってくださった人だけでお茶しました。ちゃんとした打ち上げできなくて、ゴメンナサイ。なんかロンロンもう疲れ果て、ふじさん・まるさん・Lilyさんママに、最後までお世話になっちゃいました。ありがとうございました。音楽堂さま、閉館ギリギリの遅くまですみません。


ではこれで全員、解散。さあ、帰ろう、という時になってなんと、みんみん○○が「車の○○がない!」と騒ぎ出した。(本人の名誉のために特に名前を秘す)どうすんの!? 駐車場は10:30に閉まるし、車の横にはまだのせていないみんみんの荷物が大量に!


みんみん○○、あたふたと駆け回る。ロンロン、脱力して対策を考えられない。しかしさすがみんみん、慌てず騒がず。よくある事と、冷静に路上の荷物をかきまわす。ありました、荷物の中に。あーあ~~~、良かったぁ。「お願い、このこと誰にも言わないで」とみんみん○○。そういうわけにはいかないぜ。ヘヘヘ、書いちゃったぁぁぁ。時々あるんですよ、こういうおまけが、過去の本番の時にもね。(脱力~~~)


はい、これで本当におしまい。皆々様、本当に本当にお疲れさまでした。



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